専業主婦からのインテリアコーディネーターへの道
●若い頃からインテリアが大好きで、自分の部屋のテーブルや椅子をデザインして、
道具屋の伯父に作ってもらい、それに自分でペンキを塗ったり、ベットカバーや
テーブルクロスを作ったりするのが、10代後半の私の楽しみでした。
●そんな私が結婚したのは25才。
転勤族の夫と共に宮崎市⇒兵庫県芦屋市⇒鹿児島市⇒京都府八幡市⇒鳥取県米子市⇒
埼玉県与野市⇒福岡県北九州市⇒高知市⇒長崎県諫早市と各地を転々としました。
知らない土地での日々の生活の中での楽しみはやっぱりインテリア。
あの当時、創刊されていたインテリア雑誌「美しい部屋」などを毎月購読し、その部屋を
まねて、せっせと模様替えの日々。
飲んで夜遅くに帰った夫をつかまえて、家具の移転や移動を手伝わせたり、家具や収納の場所が
模様替えにより頻繁に変わるので、いつも爪切りやはさみなどの日常雑貨を探していた夫(笑)
●そんなインテリア大好き主婦の転機は、35歳・・・
転勤族の夫の東京勤務時代に一念発起して、長年の夢であった インテリアコーディネーターの
学校に通うことに。
まだ、三人の子供達も小さくいろんな面で大変でしたけど、実は本当に楽しい時間でした。
勉強がこんなに楽しいなんて初めての経験でした。
埼玉の自宅から新宿・新大久保にある学校に通う日々は、今思い出しても至福の時間でした。
インテリアコーディネーターの資格試験は、当時の通産省公認試験でしたが、一次試験が学科、
二次試験が図面。一からのスタートでしたので、本当に難しかったです。
そして、なんとか合格。
●その後、次の夫の赴任地の北九州市時代から、インテリア関連の仕事に就くことに。
まだ転勤は続き、その土地ごとにキッチンショールーム⇒内装業店⇒輸入家具店⇒
カーテン専門店⇒そして、やっと現在に至るのです。
●転勤により職場が変わり、仕事の内容も変わるというハンディが、実は、インテリア業界の
色々な分野を経験することとなり、独立開業へのステップアップにつながったのだと思います。
●私の長ーいインテリア人生を最後まで辿っていただき本当にありがとうございました。